第8回フットボールカンファレンス富山2024

イベントレポート

2024年2月3日（土）、4日（日）に「第8回フットボールカンファレンス富山2024」が開催されました。
1日目は、パレブラン高志会館で、講義が行われました。
カンファレンスの冒頭には、1月1日に発生した能登半島地震において被害にあわれた皆様に哀悼の意を表し、参加者全員で黙祷をささげさせていただきました。
鍋田敬一技術委員長より「2023年度は、国民体育大会に3種別とも出場する事ができなかった。次に向けて指導者の皆さんでベクトルをあわせることが大切だと思います。「方向性の共通理解」を行い、富山県から代表選手を育てていくヒントを見つけたいと思います」とオープニングに挨拶と2023年度の各カテゴリーのプレー写真を使ったスライドショーが放映されました。
午前中は、国体選抜少年男子 野嶋良監督、国体選抜少年女子 山口直哉監督より、国体活動の報告が行われ、実際の試合映像を交えながら、北信越国体での成果と課題について報告がありました。またFAコーチでもある山口監督からは、富山県内の女性指導者数の現状についての報告もありました。
国体報告の後は、4種技術委員会の小島多桂司委員と中西佑介委員より、鹿児島県で行われた「全日本U-12サッカー選手権大会」の視察報告が行われ、決勝リーグに進んだ各県代表のチームと富山県との比較を行いながら、今後富山県として取り組んでいかなければいけない部分などについて報告がありました。
お昼休憩をはさみ、午後は、まずは富山県サッカー協会　根塚武会長より、「富山FAのビジョン」と題して、能登半島地震での被災の状況、スタジアム建設についてご説明し、自身のメディカルや指導者での経験をふまえ、「種別間の連携をはかり、良い子供たちを育てていってもらいたい」とお話させていただきました。
1日目最後は、JFAより　U-15日本代表の平田礼次監督を特別講師としてお招きし、「世界で戦える個の育成について」ということで、日本が世界に通用する部分、課題の部分について映像をまじえながらお伝えいただき、また育成年代においては、U15年代で選ばれなくても、それはまだ芽がでていないだけの選手もいる。選手を探索し識別し選抜していく。そのためには出会いと環境設定がとても重要になり、個の能力をみつけてあげる事が大切で、指導者で線を引かない指導をしてほしいとお話いただきました。
講演後には、参加者の方から、皆さんが関わっていらっしゃる年代の指導での悩みなどの質問もありました。
ご参加いただいたみなさまありがとうございました。
平田監督、富山にお越しいただき、育成年代における貴重なお話を富山県内指導者の皆様にお伝えいただきありがとうございました。

2日目は、富山県総合運動公園屋内グラウンドにて実技が行われました。
実技は、受講者の中から2名の方が指導者役として、指導実践を行い、受講者の方が選手役として実際にトレーニングを体験する形式で行われました。
まずは、県サッカー協会　グラスルーツ委員会　磯崎諒委員長から、キッズ年代に向けて行っている遊びを交えたウォーミングアップを参加者の皆さんで実施しました。じゃんけんや鬼ごっこなど、遊びの中にもサッカーに必要な動きを取り入れてのウォーミングアップで参加者の皆さんも体をほぐしながら、参加者同志、交流もされているようでした。
次は、トレセンコーチをされている筏井 章太郎さんが指導者となり、「中央突破（前線の崩し）」をテーマとし、パス&コントロールでウォーミングアップを行った後、少ない人数から最後のゲームまで実践的なトレーニングで、参加者の皆さんも、ゲームでは声をかけあいながら実施されていました。
各トレーニングの後には、3種技術委員会の高崎浩史委員長がファシリテーターとしてディスカッションを行い、参加者の方からも質問が出て、皆さんでトレーニング内容の共通理解を図っていらっしゃいました。
ご参加いただいたみなさま、お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。
指導者役をしてくださった磯崎さん、筏井さん　ありがとうございました。

2日間、準備から当日の運営までしてくださった技術委員会の皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。

1日目（パレブラン高志会館）

2日目（富山県総合運動公園屋内グラウンド）